先日入手したこのレンズを屋外で試したのでメモします。以下は購入時の感想記事です。

一般にオールドレンズはコントラストが低めなので、曇りや夕方に撮ると眠たい雰囲気になります。屋外で撮ろうという今日も曇りながらほんの僅か日光が出ています。先日は北陸地方もやっと梅雨に入り、その合間をみての撮影でした。
町並みや草木、風景を撮りたかったので行先は手取川の山手、石川県白山市の旧鶴来町です。町中、樹木公園、古宮公園と行きました。
樹木公園
ここは何度か訪れています。晴れた日には家族連れ、ペットの散歩の方が大勢いらっしゃいます。しかし梅雨の天候、おまけに芝生は養生中でロープが張られており、下の芝生広場へは入れず、通路を通ってそれ以外の場所へ行きました。作例というほどではありませんが、このレンズの特徴を見ていきます。全て撮って出し、リサイズしてあります。WBは自動なのでコロコロ変わりますが、そこはそのままにしてあります。なおフィルムシミュレーションはAstia改です。
最初の写真ですが、光が当たって緑が浮き出、それが後ろの暗い針葉樹の手前にあることで緑のモノトーンのようになって印象に残りました。次はブラジルマツらしいのですが、背景の落ち葉に浮き出て面白い垂れ方でした。最後はモリアオガエルの卵でしょうか。モミジの枝にありました。



10メートルほど先の左にあるコンクリート部分にピントを合わせてあります。最初がF1.4で次がF5.6です。開放だと全体がボッとします。こういう使い方もあるということで。


さっきの蛙の卵とは別の用水にいた蛙です。また瓶の中は捕まったスズメバチです。やや逆光であり、フレア気味です。


ここは石川県の林業試験場です。温室には苗が何種類か育成されていて、派手さはありませんが、地道に研究されている雰囲気が感じられます。


ここへは時々来ていて、撮影目的のこともあればウォーキング目的のこともあります。適当な坂道、階段、うまい空気など、おすすめの場所です。以下は以前の記事です。

古宮公園
そんなに広くはない公園ですが、横の手取川にかかる橋や風景などが好きで寄り道する場所です。小さな原っぱには花も咲いています。草の花は開放です。ボケがいい感じです。



旧加賀一の宮駅、橋、橋から下を見たらタイヤがあり、それを撮っています。



アルストロメリアという花です。民家の脇に植えられていました。最初がF1.4、次がF2.8です。花全体をピント範囲とすると背景がうるさくなるし、開放では一部しかピントがきませんがボケてすっきりします。Nikonのオールドレンズは初体験ですが、案外、青緑傾向になる特徴がありそうです。WBでどうにもならないこういう色。うまく表現できませんが、すっきりした好きな感じです。


公園の脇から七か用水の取水口があります。雨の後の濁流が印象的で、コントラストの低いのを何とかしようとフィルムシミュレーションをクラシックネガとしました。


この道をまっすぐ行くと町中に辿り着きます。


旧鶴来町
ぶらぶら撮るのは何回目でしょうか。それも曇りの日が多いように感じます。以下は以前の記事です。

鶴来別院周辺の写真です。自然なボケが静かな町を表現します。



50mmのこのレンズ。APS-Cだと75mmということになるので何かを切り取るというフレーミングになります。スナップ撮影にはやや狭いですが、逆に周囲の物を排除できるという強みで撮っています。




最後に、今回初めて屋外で使った自分の印象をまとめます。
- オールドレンズらしい自然な写りをする
- 逆光はやや苦手
- 青から緑の色調がいい感じ
- 状況によってはボケ方がいい
- ある程度絞るとオールドレンズとしては並み以上の解像があるし、下手するとこれより悪い最近の製品もある
イメージサークルをクロップしているのでこのレンズの特徴が半減しているかもしれません。しかし、おいしいところだけを使っているという考えもできます。
Nikonのレンズは初めてですが、半世紀前の基本設計が現在の製品に引き継がれているということで、その大先輩を使っていることになります。確かに逆光とか条件によっては使いにくい部分もありますが、オールドレンズ=古い=性能がイマイチで使えない、といったイメージを払拭させてくれる一品です。

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