風景やスナップがメインの自分は焦点距離で言うと、広角から標準あたりの使用頻度が多いと思います。ということは標準ズームや広角レンズが多かったということです。
ところで最近、テレ側、つまり望遠レンズも使おうと探しました。その時書いた記事は以下です。よかったらどうぞ。
単純に考えて、広角系は広く、望遠系は狭いというのは初心者でもわかっています。自分も風景だから画角が広いほうがいい、スナップでは周囲の様子もある程度入る準広角がいいと特に深く考えずに使っていました。
広角レンズを使っていて気になること
※以下、広角の特性なので仕方ないことをズラズラ書いています。
かなり前から感じていたことですが、広角系を使うと何でも入ってくるので整理に気を遣うし、場合によってはどうしようもないケースもありました。特に近所を散歩したり、地方の町をスナップすると撮りたい内容に対して周囲のどうでもいいものが除去しきれません。そんな時はボカすか手前の何かに隠すか撮るアングルなどをあちこち向けることで対処してきました。しかし結果は当初考えていたのとは異なる画像になる時があります。それに背景ばかり気にすると結局満足できる構図とならず、撮るのを諦めるケースもありました。
物を撮る、建物を撮るといった場合、縦横の線がどうしても水平または垂直になりません。シフトレンズを使っていないのでどうしようもないのです。また、デフォルメされるので正確な形とは違ってきます。
広がる風景、対象物が近いならポジションを移動して写りを調整できるものの、広い台地の向こうに連なるアルプスを撮るようなケース。漠然と広角で撮ったら何を言いたいのか分からない画像になります。
人の脳というか眼。見えるものの中から印象的な部分をズームする機能があるようです。よく言われる漠然と見た時の35mm、注視したときの50mmとか。なので広い風景を見ても興味のある部分は100mm以上の望遠レンズで見ているのでしょう。結果、そういう広い範囲が写った写真をみても主題がはっきりしない。面白いもので実風景のときは脳がズームするけど写真だとそうはならない。
そこで中望遠レンズ
被写体との距離が近ければ標準レンズでもいいのかもしれませんが、風景などを考えると望遠系です。それも中望遠。あまり画角が狭い200mmになると汎用的に使えなくなるのでここはポートレートレンズと言われる70mmから135mmくらいのレンズです。フルサイズでの35mmの画角は約60度、70mmでは約30度。
この画角では余計な周囲を切り取ることができ、主役を引き立てることができというのは前から分かっていたことです。想えば、標準ズームを使って風景を撮るとき、ある程度の少ない割合で望遠側も使ってきました。しかし長年の慣れというか感覚というのはなかなか変わりません。
それは、もし画面に入りきらなかったらどうしようという不安です。これは考えてみると全体の様子を記録しておこうという気持ちから来るものであり、目的がそうなら構わないのですが、作品として心に残るものとして撮りたい場合は切り取るということが必要になってきます。
APS-Cのカメラでオールドレンズを使いました。スーパータクマー55mmですが、換算83mmとなります。標準レンズでもこのセンサーサイズでは中望遠レンズです。切り取るということについてはいい働きをします。しかしやや過ぎですね。広角側に慣れている自分としては標準寄りの望遠がいいようです。換算で60mmから80mmくらいでしょうか。
イメージトレーニング
広角か望遠か。最近暇あるごとに起きても寝ながらでも仮の被写体を想像し、こういう場合はどう攻めるか、どう切り取るかというイメージトレーニングをすることがあります。この世にない風景も想像し、過去に行って見たことのある風景も脳裏に浮かびます。
それでも実際に何かを撮ろうとしたとき、イメージ通りにはいかず、カメラに試されている、何か試験を受けているような気持になることがあります。自分はまだまだだなとなんとなく落ち込む気持ちも出てくるような気分です。そうなるといつものマンネリの被写体、風景も何か新鮮なものに見え、何とかしてやろうと高揚する部分もあります。
何でも、現場というのは面白いし緊張するところでもあります。大袈裟ですが、日々精進です。

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